ラジオ番組 「今夜も君にアンタレス☆」 収録日記・写真 いつもラジオを聴いてくれて礼を言う。蠍座スコーピオンのミロだ。 毎週ラジオにハガキをくれるリスナーの皆に支えられ、番組も既に開始後半年を経過。 先月からはマガジンが創刊され、ますますこちらの様子をファンの皆に伝えられるようになればいいと思っている。 今月も先月同様、何事も隠さず、ラジオでの出来事を綴っていこう。
先月と比べ、日記の行数が少なくなっている点に突っ込んではいけない。 オレはもともとそれほどマメではないのでな。 一行程度でないと長続きせんのだ。しかし、興味深いことがあった日は、それなりに長い日記をつけると約束しよう。 さて、この日の日記に出てくるハガキは、実はカミュからの手紙だったのだ。 番組宛てではなく、オレ個人宛てのメールを、番組宛てのメールアドレスに送付してきたらしい。 しっかりしていながら、たまに抜ける思わずあいつらしいと、思わず番組中に苦笑。 そして苦笑してつい友人の方に頭が行ってしまい、思わず生放送のラジオで20秒ほど空白を生み出してしまったのは、思い出すだけで痛恨の記憶。 次の日記もハガキ関連だな。
大体、1日に来るハガキは50枚前後。 この日も見た感じ、同じような枚数がスタジオの机の上に載っていた。 番組開始後3分半くらいの時間から、ハガキ紹介のコーナーになるのだが、この日1枚目に手にしたハガキはデスマスクからのものだったのだ。 「ミロの初恋は何歳?」 何の脈絡もなく、ハガキにただ一言書かれたこの言葉に、思わずオレがハガキをぽいと後に投げても誰からもとがめられはしないだろう。 そして気を取り直して2枚目を手に取れば、またしてもデスマスクからのハガキだったのだ。 2枚目には「ミロのファーストキスはいつ?」と書かれていた。 ……デスマスクとは、先日マガジン11月号の中の企画の一つで対談したのだが、その中で聞かれた質問そのものだ。丁寧にも蟹のイラストが描かれていた。暇な奴。 ちなみに、その日は全投稿数42枚に対して、デスマスクからの投稿は実に15枚にも上っていたことをここに明確にしておく。 今度デスマスクに会ったら、遠慮なくスカーレットニードルを問答無用で1発打ち込んでやろうと思う。1発で済ませてやろうというところが、我ながら優しい。 そうそう、今月特筆すべきは10月第2週及び第4週のゲストだな。 それぞれ、当日のオレの日記を公開しよう。 まずは10月第2週から。
これは本当にひやひやした。 アイオリアではなくアイオロスとして出てくれても構わないと言ったのだが、アイオロスが「アイオリアもすぐに来る!」と言い張って、勝手にアイオリアだ、などと名乗るから冷や汗をかいたところに、本人が姿を見せたのだ。 すぐにアイオロスとアイオリアを交代させたのだが、本当に冷や汗が出た。 そして今月最大のイベントといえば、10月第4週の金曜。 この日は初の冥界からのゲストとして、ラダマンティスが来る予定だったのだ。 ラダマンティスの誕生日が10月30日。翌31日はハロウィンということで、この週の特集が「冥界」特集。 オレにとってラダマンティスはあまりいい印象がない。この企画自体、うまく行くのか甚だ疑問を感じていたのは事実だった。 この日は珍しくも一日何度も日記をつけている。というのも、かなりラダマンティスに会うことに気が進まなかったからだ。 朝の日記から順次公開して行こう。
基本的にオレはあまり物事を悲観的には見ないという自覚がある。勿論度を越して楽観視しているわけでもないつもりだが。 緊迫の中で、ラダマンティスを迎え。 が、蓋を開けてみれば、ラダマンティスはなかなか紳士的だった。こちらを挑発するようなこともなく。 ……よく考えてみれば、あいつは23歳。なにも20歳のオレが気を遣い、心配してやることは何もなかったのだと、後で気付いた。 番組終了後には、なんとラダマンティスがオレ達に土産だと言って、ガトーショコラを置いていってくれたのだ。 その味は、なかなか食べ物にうるさいカミュさえも認めるほどの味だった。イギリス人といえば味覚なし、と語られることが多い中で、非常に意外だったのだが。 但し、翌週のゲストで出てもらう予定だったアイアコスと連絡を取った時、アイアコスが「ラダマンティスの持ってきたケーキは部下が気を使って奴に土産として持たせたものだ」と言っていた。 まぁ、真実はそんなものだろう。 だが、ラダマンティスに対する見方が多少変わったことだけは真実だ。 本来なら、ラダマンティスはウイスキーを好んで飲むらしい。 そのうち飲みに誘ってみようかと、実は思っている。 来月もまた、ラジオは盛りだくさんの内容で放送していく。 是非、ラジオ・マガジン共々よろしく頼む。 |